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07
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深雪は、薬学の知識、そして才能があった。 

俺が、運の人なら深雪は天才だ… 

一度、薬品に手を触れたなら、いつもの口調が嘘のように、丁寧になるのだ… 

「さぁ…伸二。 
貴方も、早く持ち場に戻って下さい。 
あと、染色体の細胞分裂の報告書も忘れずにおねがいします。」 

深雪が、若くしてプロジェクトリーダーを勤めている。 

俺とは違い、やっぱり優秀だと思いながら… 

パソコンに向かって、レポートの記載に勤しんだ…。 

俺は、暗記が得意だった。 
一度見たら、忘れられない位、暗記力があった… 
そう言えば、俺は深雪の隣りに居たくて、薬学の道に進んだんだっけな… 
と懐かしみながら、文字を入力して行った。 
覚えて居る内容を入力するだけだったので時間は、さほど掛からなかった。 

レポートを、書き終えると、実験マウスの所に向かった。 

何年立っても、このネズミが可哀相だと思う… 

背中に耳まで生やして… 
背中に耳? 

俺は、驚いた。 
どうして、俺のマウスの背中に耳が…? 

俺が驚いて居ると… 

「すまない、すまない… 筋力増加剤を開発していたんだが…
 マウスが逃げてしまってね…」 

「それは、構いませんが… 
なぜ耳が??」 

「廃棄される所だったんだのでな… 
勿体ないから連れて来た。 
耳は、移植用だとさ…」 
そうか、そんかのあったなぁ… 

「へぇ…」 

俺は、そう声に出した。 

「それより、お前さんレポートは?」 

「完璧♪」 

俺は、グッドサインを加藤さんに贈った。 

マウスの方は特に問題はなく、特に報告すべき事はなかった為… 

俺は、深雪の様子を見に行く事にした…。




if 〜 未来で生きた君へ・・・

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